戦後70年という節目の時を迎え、私達は平和への願いと不戦の決意を新たにしています。誰もが平和であってほしいと願うにもかかわらず、世界には多くの争いがあります。平和のために武力を行使するというのも何か矛盾した響きを否めません。このような状況の中でも、私達は平和の福音を託された者としての使命を忘れてはならないでしょう。困難な状況の中にあるからこそ、真の平和をもたらしていく福音を伝え続けなければならないのです。それは、平和が政治的な力や、人間の知恵によってもたらされるものではなく、キリストの福音によってのみもたらされていくからです。「やめよ。わたしこそ神である事を知れ。」と主が言われるように。人々が唯一真の神を知り、この神を畏敬する時、戦いは終焉します。キリスト者はその福音を託されたものとして、憎しみのあるところに愛を、争いのあるところに和解をもたらしていく存在であり続ける必要があると思います。平和への誓いと共に、福音への献身を新たにしていきましょう。
70年目の終戦記念日を迎えて
- サマーフェスタ2015
- 福音に生きる歩み