行徳キリスト教会 Gyoutoku Christ Church

葛藤の中に見出す希望

試練に会う時、私達はその現実から逃避し、自分自身を正当化させたいために他者や環境の欠点を棚にあげて、その試練の原因が自分に起因するものではないかのように見せようとします。しかし、他者や環境のせいにしたところで、その問題の中心である自分から目をそむけてしまっては、本当の意味での解決は難しいでしょう。むしろ、その課題を周りのせいにする事で、もっと複雑に問題をこじらせる事になるでしょう。ヨセフは、結婚前にマリヤが身重になった事を知った時、マリヤを責めるのではなく、彼女に起こった出来事を自分が背負い、彼女をさらしものにはしないように決断しました。そして、その中で、深く悩み、神に助けを求めた事でしょう。その葛藤のさなか、神はヨセフに夢を通して自分が進むべき道を示されたのです。この苦しみの中で、神の啓示はどれだけヨセフに励ましを与え、また彼の行くべき道しるべになった事でしょうか。このように、神のことばは悩む者にとって力を与え、明日を生きる希望となるのです。