キリストによって新しいいのちが与えられた者は、救いに与った後も継続的にキリストの似姿へと変えられていきます。それは、罪から離れて生きる事であり、神と人とを愛する生き方を実践していく事でもあります。この聖化の働きは信仰義認と同様に、神の恵みによって成し遂げられるものであって、肉の力によって実を得る事はできません。時には、様々な試練の中に置かれる事もありますが、その試練を通して、たましいが精錬されて輝きを増していくのです。植物の種が地に蒔かれる時、その殻が破れていのちを芽吹く様に、人間のからだも肉のからだが朽ちる時、本来のいのちがその内から出てきます。そして、キリストのいのちを持つ者は、栄光のからだへとよみがえり、神の御国に入れられるのです。それゆえに、私たちがこの地上で蒔くものはやがて、それを刈り取る時がやってきます。ですから、私たちは自分の人生について良く考えなければなりません。自分の肉のために蒔く者は、肉から滅びを刈り取り、御霊のために蒔く者は、御霊から永遠のいのちを刈り取るからです。この素晴らしい栄化に与っている故に、私たちは不義を捨て、神のことばと聖霊にしたがって歩み続けるのです。
栄化に向かって歩み続ける
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