人は何かに対する信仰なくして希望を持つ事はできません。科学万能な時代と呼ばれる時代は、量る事ができるもの、見えるものだけが真実であり、確かなものとする傾向があります。しかし、量る事ができる結果による希望は、環境や状況が悪い時には希望を持つという事は難しいでしょう。結果がでなければ、人々はあきらめ失望してしまうのです。このような時代に必要なのは信仰によって見出す希望ではないでしょうか。信仰は不確定な要素が多くある中でも、人々に希望をもたらす事ができます。苦しい状況であっても、互いに信じあう事で、私達は不必要な争いから解放されていきます。互いに信じあう事で、そこに目には見えない絆や平和が生まれてきます。しかし、もっともすぐれている希望は、神を信頼する時に生みだされる希望です。人間には限界があります。しかし、神への信頼は人間の信頼よりも強く頼れるものです。人間には不可能であっても、神には可能である事を信じる時、その希望は決して消える事はないのです。
