行徳キリスト教会 Gyoutoku Christ Church

ペンテコステに注がれた聖霊

ペンテコステとは過ぎ越しの祭りから7週過ぎた50日目の五旬節の祭りの時に起こった聖霊降臨日の事であり、教会にとって重要な教会暦のひとつです。キリストの昇天後、弟子たちはエルサレムに留まり約束された聖霊を待ち望み祈りをささげていました。キリストが天にあげられ、神の右の座に就かれたのは、この助け主である聖霊を教会に与えるためであった事が聖書に記されています。教会はこの三位一体の一位格である聖霊の働きによって神の御国を受け継ぐ者とされていくのです。聖書はまた、水のバプテスマを信仰者が受けるように、信仰者が聖霊によるバプテスマを受ける事をも教えています。バプテスマとは本来「浸す」という意味がありますが、聖霊のバプテスマとは聖霊の臨在と支配に浸される事であり、聖霊の内在とは区別されるものです。この聖霊に満たされ続ける時にこそ、信仰者は福音の豊かさを体験し、神の喜ばれる聖化の道を辿るのです。肉によっては肉を制する事はできません。しかし、信仰者が聖霊に自身を明け渡す時にこそ肉を制し、神の御心を喜んで歩む者へと変えられていきます。この聖霊の働きは信仰義認と同様、信仰によって与えられる神の恵みなのです。