新しい年、皆さんは何を期待し過ごしておられるでしょうか。何も期待しないで淡々と過ごすのも一つの道でしょう。何かに期待しすぎると、それが達成できなかった時の落胆が大きいからです。けれども、何も期待しない人生は淡泊でつまらないものではないかと思うのは私だけでしょうか。何かを期待し、何かを願うからこそ人はそこに向かう力が与えられ、様々な変化に遭遇しても、その向こうにある希望を見出していくことができるからだと思うからです。何も変わらない人生は安定していて悩むことも少ないのかもしれませんが、新しいことや変化を避ける傾向があります。何かを期待し前に進むことは犠牲やそれに伴う変化に対して柔軟でなければなりません。まだ見ていない将来に対して、何かを期待するというのは不安や恐れが伴うものです。しかし、そのような時に私たちを超えた方の存在を信じる信仰の価値を見出すのではないでしょうか。自分だけの力で何かを達成するのではなく、自分を超えている方により頼み、信頼し、委ねていく時にこそ神への信頼は養われ、期待は希望へと変えられていくように思います。この一年が、そのような意味で期待をもって歩む一年でありますように。また、その歩みの中で神を信頼し、神様から力を頂いて新たな変化にも柔軟に取り組んでいける一年となるように祝福を祈ります。
新たな年に期待する
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