説教箇所: 第一ヨハネ4章1節~8節
説教題: 「キリストを主とする教会」
アダムとエバはエデンの園の中央にあった善悪の知識の実を食べて、神との関係を毀損しました。この善悪の知識の実を食するとは、神の主権を否定し肉の力によって生きる道を開くことです。結果、アダムとエバは霊的に死に肉の力によって生きるものとなりました。キリストを通して、再び神との関係を回復したクリスチャンは、このアダムとエバが歩んだ道の逆をたどらなければなりません。すなわち、肉の力を十字架と共に葬り、キリストのいのちによって生きる者とされたということです。そのためには、まず徹底的に主の主権を認め、自己に死ぬ必要があります。この己に死ぬというのは自分の力で死ぬのではなく、すでにイエス様が私たちの身代わりとなって死んでくださった事を認めることです。そして、同時にキリストが死からよみがえられたように、己のいのちはキリストのものであることを認めることです。この主の主権がその人の内で確立するとき、人はアダムとエバが失ったものを回復することができます。私たちはアダムとエバが望んだ肉の力を放棄しなければなりません。すなわち、不品行、汚れ、好色、偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、憤り、党派心、分裂、分派、ねたみ、酩酊、遊興といった肉の欲を十字架につけたのです。そして、あなたの内にあるいのちがもはや自分のものではなく主のものであると認める時、神の国はあなたと共にあるのです。