説教箇所: 第一ペテロ1章15節~25節
説教題: 「真理に従う教会」
私たちの内なる人が強められるためには、たましいの清めを求める必要があります。肉と霊が互いに対立するようにたましいは、そのどちらに自分自身を従わせるのかを決定していく重要な働きをしています。アダムとエバは肉の力によって歩む道を選びました。しかし、「人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる」とあるように、本来私たちは神のことばによって生きるものとして造られています。しかし、神のかたちを毀損した人間は、自分たちの肉の力によって生きようとするのです。このたましいにいどむ戦いに勝利をしていくためには、自分自身がすでに十字架で死んだ者として新たな出発をしなければなりません。それは己に死に、キリストの主権を認めて生きるということです。また、朽ちる種によってではなく、朽ちない種によって生み出されたものとして、神の真理のことばがあなたの心の内に蒔かれ、良い実を結んでいくための土壌を備えていなければなりません。それは、目の前の現実や状況ではなく、神のことばを何よりも第一にしていく信仰が必要です。この真理のことばに従うことによって、たましいの清めを受け神のかたちを回復した御霊の歩みをなしていくことができるのです。そのために重要なのは、朽ちない種による新しい創造であり、その種に多くの実を生み出す土壌なのです。それはキリストを主とする信仰から始まるのです。