スコットランドの神学者のピーター・フォーサイスはその著書「祈りの精神」の中で「最悪の罪は祈らないことである」と明言している。この忙しい時代において、もし私達が祈りを大切にするならば、祈る事を決断し、その時間を確保しなければならないでしょう。信仰者が霊的に健康であるためには、主なる神との深い交わりが常に必要です。その為には、私達は祈る習慣を持たなければならないでしょう。祈りは肉の力を沈黙させ、私達の言葉と思いを神の願うところに引き上げる力を持っています。祈りは神の意志を変える事を目的とするのではなく、逆に私たち自身が祈りを通して変えられていくのです。その為には、まず神の御前に身を低くし祈らなければなりません。そして、その祈りの実践の中で、人はどのように祈るかを教えられるのです。日々の生活の中で祈りが私達の生活の一部となっていく時、私達はこの地上の歩みの中においても、常に天に心を向けて神と共に生きる事を願う者へと変えられていくのです。その為に絶えず祈り続ける者でありたいと思います。