様々な試練や困難の中でも立ち上がるための力は、その困難な時にどれだけ強い希望を抱く事ができるかにかかっています。困難な時にたちあがる事ができない時は、希望を見いだせず最初から無理だと決めつけてしまう時です。希望が見えず、始めからあきらめてしまっているために立ちあがる事ができないのです。人は何かを信じることなしに立ち上がる事はできません。信じる力を自分の内に養う事によって、困難な状況の中でも希望を保ち続ける事ができるのです。自分を信じ、また相手を信じ、またなんとかなると信じる事は困難をのりこえるために大切な事です。聖書はとりわけ、神を信じる事の大切さを教えています。それは、神の存在が希望を人に与えるからです。神という存在を否定するならば、自分の力を超えたものに関して無力です。しかし、神の存在は人間の無力さに希望を与えます。キリストの復活は全てを治める偉大な神の力のあらわれであり、信じる全ての信仰者にとって変わる事のない希望の光なのです。
