聖書は正典(Canon)とも呼ばれています。カノンとはものさしを指すことばで、カノンである聖書は信条の中で、「救いの道を教える信仰と生活の唯一絶対の規範である」と表現されています。あらゆる状況の中で救いの基準となるのが聖書だからです。この聖書なくしては、私たちはキリストを知り、救いを得ることはできません。それゆえに、聖書は「信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによる」と教えています。山道で地図やコンパスを持たずに直観だけで突き進むと迷子になってしまうように、私たちも人生の中で迷わないためには、すべての事の基準となる聖書のことばをしっかりと握りしめ、この救いに至らせる神のことばを軸にして、向かうべき場所へと歩み続けなければなりません。基準があやふやだと、心が定まらず不安定になるように、私たちの人生にもしっかりとした基盤が必要です。聖書のことばをしっかりと心に定めるとき、聖書以上に頼りになるものは他にはないでしょう。
人生の基盤となる聖書
- 神のことばである聖書
- 聖書の霊感と権威