人間の身体は一定量の塩分を必要としています。人間の体内の塩分が足りなくなると、細胞内の浸透圧のバランスが崩れ脱水症状がおこり、最悪人間を死に至らしめます。塩は人間が生きるための必須ミネラルなのです。イエス様は弟子たちに、あなた方の内に塩気を保ちなさいと教えられました。聖書の時代は、今の時代のように冷蔵庫がない時代です。魚や肉を長期保存するためには塩はかかせませんでした。防腐剤の役割をしていたのが塩です。そのような役割をはたしていた事から、塩というのはきよめの象徴でした。つまり、塩気を保つというのは、罪の世に合わせる生き方ではなく、神の義の伴う生き方をこの世に提示するという事なのです。このような生き方をするためには、私達は罪の悔い改めと、罪の生活からの決別を必要とします。クリスチャンは自分の欲のために生きるのではなく、キリストのために自分の生涯を生きる決断をしなければならないのです。自分の欲のために自分のからだを用いるのではなく、神の御心を行うために自分を用いていく生き方こそが塩気を保つ事なのです。そのために、私達に必用な姿勢は砕かれたたましい、神の御前にへりくだる心ではないでしょうか。
あなたがたの塩気を保ちなさい
- なぜ罪を犯してはならないか
- キリストの神性