行徳キリスト教会 Gyoutoku Christ Church

信仰の基礎作りを大切に

神学の学びをしていくときに、神学生達が一度は葛藤することは、こんな複雑で難しい事を学んで一体何になるのかという疑問である。即効性が重要視される時代の中において、私たちはどちらかというと、自分たちの生活の座に根差す教えや適用を好む傾向があります。信仰も難しい事は抜きにして、適用や結果だけを求めてしまいがちです。確かに、信仰の適用は大切な事でしょう。しかし、実践神学と呼ばれる神学の適用は、その土台に基礎的な神学があるという事を忘れてはなりません。もし、私たちがこれらの土台を軽んじるならば、その上に建てられている実践神学も中身の薄いものとなり、試練や困難が伴う時に、それらの実践は立ち行く事ができないでしょう。とりわけ、この「キリストとは誰なのか?」という問いは、信仰の核心部分にあたるものであり、ここがはっきりと定まっていないならば、その人の信仰も砂の上に建てた家のようにもろい信仰となります。それゆえに、私たちは注意深く、神のことばである聖書からキリストご自身について学び、また聖霊の助けによって、キリストを主とはっきり告白する信仰を得る必要があります。何事も基本が大切なのです。