マタイ28章にあるキリストが教会に与えられた大宣教命令には4つの動詞が出てきます。すなわち、「行って」、「弟子としなさい」、「バプテスマを授け」、そして「教えなさい」です。しかし、この4つの中で唯一命令形によって書かれているのは「弟子としなさい」という言葉です。つまり、この4つのことばの中で、「弟子としなさい」がもっとも強調されている言葉なのです。これは、教会の働きの中でも強調すべき働きなのです。もちろん、人々がイエス・キリストの救いを信じて、洗礼を受ける事は素晴らしい事です。しかし、洗礼を授ける事が優先され、救われた人々がキリストの弟子とされないならば、この大宣教命令はないがしろにされているのに等しいのです。教会は、キリストのことばに聞き従う群れです。その語られている通りに、私たちは教会の働きを進めていかなければなりません。キリストの弟子として歩むためには、福音を受け入れ、救い主であるキリストの教えに聞き従っていく事が求められています。キリストの弟子は常に、その人生の中心にキリストご自身を認めて歩むのです。そのような決断を促し、主の弟子を育てていく事が教会には求められているのです。
主が教会に求められている事
- 神への信頼が従順を生む
- 実を結ぶためのプロセス